2013年、福島・楢葉町で発見された高線量の放射能に汚染された物質は、福島第1原発にあった物質だったとみられている。
2013年6月と7月に、楢葉町の井出川の河口付近で、高線量の放射能に汚染された物質が4つ見つかり、分析が進められていた。
その結果、最大で292万ベクレル(Bq)のセシウムが検出され、これまで、福島第1原発の外の土壌からは検出されていない、コバルトが検出された。
東京電力の担当者は「ポリエチレンにつきましては、荷物を運ぶ梱包(こんぽう)材に、よく使われている」と話した。
東京電力では、分析の結果から、福島第1原発の構内にあった物質の可能性が高いとみて、どうして楢葉町で発見されたのか、引き続き調査をしている。