フランスの企業 KNDS の公式発表によると、MATARIS シリーズに属する弾薬のひとつである MV-25 OSKAR がすでにウクライナの前線で使用されており、「ウクライナ軍から非常に高い評価を受けている」とのことです。
製造は KNDS France によって行われていますが、MV-25 の開発はフランス企業 DELAIR(デレール) によって行われました。この「徘徊型(ロイタリング)」弾薬は、最大25kmの航続距離を持ち、2.3kgの弾頭を搭載。遠隔操作によって精密かつ高威力な攻撃を可能にしています。
フランス当局が発表した情報によれば、2024年初頭にフランスは MV-25 OSKAR を100機 ウクライナ軍に供与。これによりウクライナへの軍事支援が強化されただけでなく、フランス製軍事技術の実戦における有効性の実証にもつながりました。
MATARIS システム は、機動性・モジュール性・高い殺傷能力を兼ね備えた設計で、現代の戦場のニーズに応えるために短期間で開発されました。シリーズのもう一つのモデルも現在、フランス軍への導入準備が進められています。
出典および画像:KNDS France