余談ですが、確かにこのお方、こんなことをまだ飽きずにまだやっている。 いまだに首を切りたい? 美少女をいじめたい? こればっかりである。
ところが、近年アルジャント御大の人気が日本で急落している。
なぜかというと彼の描くホラーの世界を現実が追い越してしまったからだ。 もはや悪魔も魔女よりも現実の人間の方が恐ろしい存在になってしまった。
映画はある意味倫理規定があり、彼が「なんで首をちょん切っちゃいけないんだ? 首がちょん切りたいんだよ」といっても、人間を解体してトイレに捨てるやつがいる世界に我々が住んでいるため、笑い話にしかならない。
本当にいいのでしょうか? せめて我々の子供がアルジャントを楽しめる世界になってほしいものでございます。